空への足跡 2010.9.15

 

新たな時代に流されまいと 立ちすがる僕を吹きつける 東京の風
この耳をなでる音も あの頃の温かさは無い

 

果てない夢を描いたメモ書きは 記憶の箱の中
今 結び直す心 汚れた靴で歩き出した

 

移り変わる空模様に 未来への期待と不安を抱いて
夕日に飛ばしたくつで 明日なんて変えられた 幼い頃
揺らぐ道を 共に高き 遠き夢へ この足で

 

街の人並みに惑わされず 君を見つけられるかな
時の流れを惜しむより 目の前を塞ぐ人をかきわけて 君に会えるかな

 

小さな傘を分け合う二人の 雨に消える言葉
重なる道のりの先 雨上がりに夢を映して

 

移り変わる空模様に 未来への期待と不安を抱いて
夕日に飛ばしたくつで 天気だって変えられた 未熟な頃
揺らぐ心 悲しみを抱いた日は いつも雨

 

泥まみれのスニーカーで いくつの場面を歩いてきただろう
洗い落とすことのできない 僕らの思い出の証

 

移り変わる空模様に 未来への期待と不安を抱いて
夕日に飛ばしたくつで 明日なんて変えられた 幼い頃
揺らぐ道を 共に高き 遠き夢へ この足で

 

いつだって明日を映したくつで 晴れるかな 大雨かな
夢に向かい 今を歩く靴は 闇の中も 光の中も
屈することなく越えてきた

 

雲に固い決心を浮かべて 今日まで踏みしめた足跡を
いつか光を迎える青空に向かい 刻み続ける
僕らの証を残していく