白いハート 2010.7.25

 

それはいつの間にかあった

光の中じゃ見えない白いハート ふち取りはしてない

だけどこの手に収まる小さなそれは

やっぱり俺のものだった

 

誰かをののしる言葉じゃなく

空気に溶け込む 優しさを叫ぶ

 

勝手にすれば お前の世界では生きられない

カメの歩幅で山登り たまに自転車でスルスルと

はなから闇を超えるつもりで

 

それは染まらない信念

悪魔も弾き返す白いハート 心は売れない

だけど 君に知ってほしい大きなそれは

俺から離れそうになる

 

ズルい魔法にかかるほど甘くない

踊るピエロになれ 俺の手の上

 

カレンダー塗り潰すように この心蝕まれていく

愚かな言葉に 喉が痛い

この声は光のために

 

勝手にすれば お前の世界では生きられない

カメの歩幅で山登り たまに自転車でスルスルと

 

君と僕しか見えない花を探しに 闇を超えよう

 

それはいつの間にかあった

光の中で輝く夢のハート

前と 色も形も変わったそれは

それでもやっぱり俺のものだった